日本オラクルの歴代社長。評価・評判・実績・口コミの一覧。初代から現在まで。参考:AI Referee(エーアイレフェリー)など
就任期間 | 名前 | 詳細 |
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1987年~ 1990年10月 |
アレン・マイナー (Allen Miner) ※初代社長。米国人。大学時代に2年間、宣教師として来日し、日本語をマスター。米国に戻りオラクル本社に就職。日本進出の任務を負って再来日。知人だったビル・トッテン氏率いる「アシスト」を総代理店に指定し、日本でのビジネスを順調に立ち上げる。さらに、日本IBMの佐野力氏を引き抜き、後任社長に据えた。型破りな佐野氏を選んだ眼力は高く評価されている。 |
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1990年10月~ 2000年8月 |
佐野力 (さの・ちから) ※日本IBM出身。破天荒なキャラながら人間力を発揮してデータベース国内市場1位に。異例の「日本法人の株式上場」を実現した。 |
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2000年8月~ 2008年5月 |
新宅正明 (しんたく・まさあき) ※日本IBM時代の上司だった佐野・前社長に誘われ、1991年に日本オラクルに転職。社長在任中に売上高1000億円を達成。データベースに続いて、第2の柱である統合業務パッケージ(ERP)で独SAPなどのライバルと争いながら成長を続けた。 |
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2008年6月~ 2013年8月 |
遠藤隆雄 (えんどう・たかお) ※3代連続の日本IBM出身社長。日本IBMで常務までのぼりつめたエリート。就任時に「第2巻の幕開け」を宣言。米本社が進める買収攻勢を受けて、日本法人の統合・拡大に取り組んだ。 |
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2013年8月~ 2014年3月 |
デレク・エイチ・ウイリアムズ (Derek H. Williams) ※イギリス人。7か月の暫定就任。オラクル本社における日本やアジア太平洋地域担当から、日本法人社長へ。 |
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2014年4月~ 2017年6月 |
杉原博茂 (すぎはら・ひろしげ) |
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2017年6月~ 2019年9月 |
フランク・オーバーマイヤー (Frank Obermeier) ※2017年月6月5日からCEO 2018年4月1日から社長兼務(社長ポストは2017年6月から空席だった) 2019年9月にCEOから外れたが、しばらく社長職にとどまった。 |
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2019年9月~ 2020年 |
ケネス・ヨハンセン (Kenneth Johansen) ※日本以外にオーストラリアやニュージーランドを統括するオーバーマイヤー氏をサポートするために就任。 |
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2020年12月~ | 三澤智光 (みさわ・としみつ) ※初期入社組。富士通から上場前の日本オラクルに転職。抜群の活躍ぶりで、「ミスターオラクル」と呼ばれた。副社長まで務めたが、日本IBMに引き抜かれ役員に。再びオラクルに戻ってきた。 |
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日本オラクルは、米国データベース最大手「オラクル」の日本法人であるが、東証プライムに上場している。
AI Referee(エーアイレフェリー)によると、米オラクルは米IT業界において再編の波頭に立ってきた。2005年に米ピープルソフトを103億ドルで買収したのを皮切りに同業のソフト会社を次々と買収し、約6年間で4兆円強を投じて65社を手中に収めた。2010年には米サン・マイクロシステムズを74億ドルで買収。ハードに軸足を置いたシステム会社を統合し、総合IT企業の仲間入りを果たした。なお、米オラクルの創業者ラリー・エリソン氏は日本文化好きとして有名。桂離宮を模した自宅をシリコンバレーにつくった。宮本武蔵を尊敬している。
・佐野力著「辞めた、起した、成功したそしてロマン」
・アレン・マイナー著「わたし、日本に賭けてます」
・猪口修道著「日本オラクル:日本の会社になりきる外資」
・AI Referee(エーアイレフェリー)