関連リンク
Teradata Warehouse
ハードウェア
ソフトウェア
ソリューション

ホーム > ソリューション > Teradata and SAP > Teradata Virtual Access Solution for SAP

Teradata Virtual Access Solution for SAP

SAP BWの多次元分析・レポーティング機能を用いて、より広範なユーザーに詳細レベルの情報を提供できます

Teradata を導入している企業は、すでにエンタープライズ・データウェアハウスの効果を十分に理解しています。一方、SAP を導入している企業では mySAPアプリケーションの大量データが、SAP R/3 または SAP BW にすでに格納されているものと思われます。
これらはいずれも大きなIT資産ですが、次のような疑問点があります :

「現行システムへの支障を最小限に抑えながら、既存 IT資産としての Teradata および SAP をどのように有効活用できるか?」

様々なビジネス上の理由から、例えば、SAP内の財務データを Teradata内の顧客データと相互に関連付けたり、SAP内の製造データを Teradata内の財務情報と関連付けることが重要になる場合などがあります。このジレンマの解決法の 1つは、Teradata Integration Suite の第一弾としてリリースされた Teradata Virtual Accessソリューションの使用です。

仕組み

図 パートナーシップの概念:SAP から Teradata へのシームレスなアクセス

図示されているように、SAP は様々なフロントエンドの SAP および非SAPデータソースから SAP BW にデータをロードします。これらのデータが SAP BW にロードされると、Information Cube( InfoCube )が作成され、エンドユーザーが検索できるようになります。一般的なレポートツールとしては、SAPのBEx( Business Explorer )または Cognos や MicroStrategy など、SAP認定のサードパーティ・ツールがあります。

Teradataの主な役割は、データの大部分がまだSAP BWに入っておらず、Teradataの方にある場合や、より高いパフォーマンスが必要とされる場合に、SAPユーザーがより多くのデータにアクセスできるようにすることです。
一般的に次の 4つのケースがあります :

  • Teradata に蓄積されている非SAPデータへのアクセス. データを SAP BW に移さない場合に Teradata に蓄積されている POSデータや従業員データなどによって、SAPシステムの既存データを補完する場合が考えられます。
  • SAP BW に格納されているサマリーデータへのアクセスとドリルスルー機能を使い、Teradata に蓄積されている明細データへアクセス。
  • SAP BW に格納されている現行(例えば、当年度)明細データへのアクセスとともに、Teradata に蓄積されている履歴データへアクセス。古いデータは、定期的かつ自動的にTeradataへの移行が可能。
  • Teradata や SAPに入ってはいないが、Teradata に集約できるレガシー情報へのアクセス。

この Teradata へのアクセスを支えるテクノロジーは Virtual InfoCube と呼ばれます。これは、ユーザーにとっては SAP InfoCube のように見えますが、実際のデータは Teradata に蓄積されています。 Virtual InfoCube に関しては重要な 2つのポイントがあります。第一に、エンドユーザーは新たな教育を受ける必要がまったくありません。SAP BW内の InfoCube を通じて、今までと同様にアプリケーションを実行し、情報にアクセスすることができます。違いは、SAPフロントエンド・ツールを使って Teradata にドリルスルーし、任意のレベルの明細データにドリルダウンできるということです。 第二に、システム管理者が新しいサブジェクト・エリアに対して新しい Virtual InfoCube を設定すれば、それだけで、エンドユーザーは Teradata内にある非SAPデータにアクセスできるということです。

ビジネスユーザーと IT部門にとってのメリット

このソリューションは、ビジネスユーザーに対して企業経営における分析という面で、業界別に次のようなことを可能にします :

  • 製造分野では、バリューチェーン内のあらゆるポイントで、あらゆる製品を追跡できることによって、サプライチェーンおよびサプライヤー管理担当者が競争優位に立つことが可能となります。たとえば、RFIDタグ(ICタグ)は、商品関連データ量を劇的に増大させますが、問題はいかにしてその増加分の商品情報をビジネスに活かすかということです。
  • 財務分野では、財務分析担当者が明細データを即座に入手できることによって、より早く財務状況を把握し、異常の早期発見と是正、四半期あるいは年度決算処理サイクルの短縮、監督、官庁への財務報告提出のスピードアップなどが可能になります。
  • 詳細な顧客データがあれば、マーケティングおよびセールス部門は個々の顧客、またはアカウントレベルでの収益分析ができます。その結果、どの見込客をターゲットにすべきか、顧客をどのように扱うべきか、マーチャンダイジングやマーケティングをどのように改善すべきか、などについてより的確な判断を下すことができます。

しかし、導入によるメリットは企業のビジネス面だけではありません。IT部門にとっても大きなメリットがあります。
第一に、ITコストを削減することができます。このパートナーシップによって次のことが容易になります :

  • 情報システムを SAP NetWeaver環境に集約することで TCO(総所有コスト)を引き下げ、投資を節減
  • アプリケーションをより迅速に導入し、ROI(投資対効果)を早期に実現
  • カスタム開発と比べ、相互接続に関連するリスクを減少

SAP NetWeaver環境を構築している企業の場合、Teradata の導入によって、データシステムの集約をより安価に、より簡単に実現することができます。 また、あらゆる情報が容易に入手できるため、アプリケーション開発者の仕事が非常に楽になり、プロジェクト管理のリスクも軽減されます。

二番目のメリットは、既存のIT資産が保護されるという点にあります。明細データへのアクセスにSAPのツールや機能を利用することができます :

  • BIツールを追加するための新しいライセンス料金は一切不要
  • 現在のユーザーを新たに教育、または再教育する費用は一切不要

このソリューションは、SAP環境にシームレスにフィットするので、これまでの教育やツールへの投資は Teradata でも有効に活用することができます。また、既存の BEx などの SAPツールだけでなく、Cognos や MicroStrategy など、サードパーティの BIツールも継続して使用することができます。

特長

Teradata Virtual Accessソリューションは、SAP NetWeaver の SAP BIレイヤーを次のように補完します :

  1. データ量の制限がありません :
    Teradata の長所としての拡張性、パフォーマンス、柔軟性を活かします。
  2. 既存のエンドユーザー向け BIツールを使って全情報にアクセスすることができます :
    エンドユーザーの再教育は一切不要です。
  3. システム相互の情報アクセスはシームレスです :
    InfoCube を介して SAP と Teradata の全てのデータにアクセスできます。
  4. 分析クエリーはサブジェクトエリアをまたいで行うことができるため、より充実した、深い経営情報を掘り起こすことができます。
  5. BIソリューション全体の TCO を最小限に抑えます :
    Teradata に情報を集約することで、費用を節減できるというだけでなく、Teradata の効率的なデータストレージや、低コストなデータベース管理というメリットも享受することができます。
  6. 何千人ものユーザーが、全明細データにリアルタイムでアクセスすることが可能となります。
ページの先頭に戻る