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CPFR とは、小売業と製造業が協力しながら(Collaborative)、商品における計画(Planning)から予測(Forecasting)、補充(Replenishment)までを行う統合的なビジネス・プロセスです。従来の QR(クイック・レスポンス)などでは情報の共有は行われず、両者の協力的作業に関するガイドラインも規定されませんでした。このため、小売業は製造業の供給能力がわからず品切れを恐れて多めに発注します。一方、製造業は小売業からの突然の発注にも対応すべく多めに生産していました。結果として、常に小売業と製造業の間には余剰的な中間在庫が発生するという問題がありました。こうした問題を解決するために考案されたのが、CPFR というコンセプト。具体的には、小売業と製造業が店頭での売上実績、販促計画、在庫、生産計画などの情報を共有し、それらの情報を基に需要を予測して最適な発注量を決定し、全体の最適化をめざします。

| 商品番号 | 4912345678901 | 4912345678902 |
|---|---|---|
| 小売側予測数 | 1,100 | 12,000 |
| 製造側予測数 | 1,020 | 9,000 |
| 予測差違 | 80 | 3,000 |
| 許容範囲 | 100 | 1,000 |
| ステータス | OK | NG |
例えば、1番目の商品は、許容範囲 100 に対して小売業と製造業が導き出した予測数の差が 80 ですから、両者は了解できます。2番目は、差が許容範囲 1,000 を越えているので、互いにディスカッションして許容範囲になるように調整します。こうしてできあがったフォーキャストは、予期せぬ事態の発生以外では変更されず、両者が責任をもって実行していきます。
CPFR に取り組んだ、小売業/取引先/製造業者などのプレイヤーは、次のようなメリットを得ることができます。
CPFRに取り組んだベストプラクティスの一つとしてウォルマートの事例があります。以下は 『チェーンストアエイジ』 誌に弊社コンサルタントが寄稿した、ウォルマートのサプライチェーンへの取組みに関する記事のリプリントです。
ウォルマートにおける取引先連携の考え方とそのシステム(2.07MB)
CPFR を実現するには、需要予測の精度向上が必須です。また、正確な需要予測を行うためには、長期にわたる明細データが必要となります。CPFR ソリューション実現のために、Teradata では DCM Solution を提供しています。Teradata DCM Solution は、Teradata データウェアハウス上に長期の明細データを蓄積し、小売業側の需要予測を支援するアプリケーションです。最終消費者の需要を起点とした DCM のコンセプトのもと、データウェアハウスに蓄積された売上や商品明細データを分析し活用することで精度の高い需要予測を可能とします。