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小売業のビジネスを表現した、"Retail is Detail" という言葉があります。膨大な数のお客様に対して、膨大な数の商品を、非常に小さい単位で販売し積み上げていくことが小売業の特色だといえます。これらの取引情報は小さなものですが、逐次データウェアハウスに蓄積すれば、一転して強力な武器となります。ビジネス・インテリジェンス(BI)とはつまり、小さな取引情報をビジネスにおける“インテリジェンス”へと昇華させたもの。小売業におけるビジネス活動の基準となり、ビジネスの成否を決めるコンセプトです。別の言い方をすれば、BI とは、適切な判断のために状況を見すえる“視力”なのです。
Teradata Retail Decisions は、データウェアハウスのエンジンである Teradata RDBMS を基盤としたアプリケーション・テンプレートです。複数チャネルをまたいだお客様や商品、あるいは店舗/本部/取引先といったサプライ・チェーンのプレーヤーなど、マーチャンダイジングとマーケティング業務に関わるすべての動きを透過的に把握できます。小売業は、Teradata Retail Decisions によって、経営上の目標を達成するにあたって必要となる、次のような分析を実施することができます。
Teradata Retail Decisions を導入することによって、次のようなメリットを享受できます。
Teradata Retail Decisions では、Teradata の十余年にわたるデータウェアハウス構築の経験から、小売業にとって必要になるデータ項目と関係性を標準的な論理データ・モデル(LDM : Logical Data Model)という構造体にまとめています。さらに、この LDM 上で通常必要なサンプル分析ビューを併せて用意しています。ただし、各小売業にとっての経営上の目標や戦略は、当然異なります。それに伴って必要なデータや分析手法も異なってくるでしょう。Teradata Retail Decisions では、従来カスタムメイドでシステム構築していた際のリスク回避とリードタイム圧縮を実現しつつ、LDM やサンプル分析ビューを容易に拡張、取捨選択する手法を実現しています。
Teradata Retail Decisions を構成するコンポーネントは、次のとおりです。

小売業のマーチャンダイジング/マーケティング業務にとって必要な各種データを一元的に格納できるモデルを提供しています。通常必要となるデータ項目は標準で用意されますが、個別の企業要件に応じて項目を追加/削除しながら物理的なデータベース・デザインを構築することが可能です。データベース・デザインは、Enterprise View(正規型に基づいた一元的な格納)か Business Intelligence
View(情報分析が容易に行えるデータベース・ビュー)を用意。ユーザーは、データウェアハウス内に格納されたすべての明細データに自由かつ容易にアクセスできます。
LDM がサポートするデータ・エリア

LDM に基づく、データにアクセスするための分析の切り口を用意しています。品揃え、顧客、プロモーション、店舗における運営コスト、オンライン・チャネルのログ・データなどの分析が透過的に行えます。サンプル分析ビューは、Filter(絞り込みの条件)、Metric(実績指標値)、Attribute(マスタ属性)の 3つのオブジェクトで構成されており、柔軟なカスタマイズが可能です。また、OLAP ツールの利用により、定型帳票にはできない、思考の流れに沿った分析が可能になります。
サンプル分析ビューと対応する課題
データウェアハウスの構築と活用を支援する、次のようなサービスをご提供します。
LDM とサンプル分析ビューを用いて、ユーザーの要件に合わせたデータウェアハウスの構築を実施します。ソース・データの ETL、データ・モデリングからフロントエンド環境の構築、運用デザインまでデータウェアハウスの構築と運用に関する総合的なサービスを実施します。
Teradata Retail Decisions では、ROLAP ツールである MicroStrategy を標準的に利用。Teradata の拡張性を制限しない自由なアクセス、高い拡張性と同時接続サポートが、Web およびローカル・デスクトップの両方で可能になっています。サンプル分析ビューは、すでに MicroStrategy 向けに構築済みのものをそのままご利用いただける他、各種 OLAP ツール向けに構築することも可能です。
Teradata Retail Decisions は、データウェアハウス用のエンジンである Teradata RDBMS を基盤に構築されています。こうした基盤に加え、超並列処理機能を備えたTeradataサーバーをプラットフォームとして用いることにより、100テラバイト級のデータウェアハウスを構築することが可能です。また、LDM、分析ビュー、OLAP ツールなどと組み合わせることにより、データ、アプリケーション、ハードウェアの全レイヤーにおける拡張性を実現。企業の中心かつ唯一のデータウェアハウスとして、一元的なデータの蓄積と活用を可能にします。