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3M 「100年の歴史とプロセッシング」

データマートでは出来なかったグローバル・ビジネスの視点

過去100年の間で3M社が学んだことがいくつかあります。-例えばデータを有効に活用してビジネス上の意志決定を行うことです。

3M社の全商品の名前を一つずつ書き出すには50,000枚のPost-itRノートが必要です。全てのSKU(在庫管理用の製品番号)を書き出すと500,000枚必要になります。

3Mは100年の歴史を持つ世界で最も著名な企業の一つであり、この6月13日に100周年を迎えたばかりです。100年の歴史と成長の結果、40以上の事業部と71,000人以上の社員を抱える21世紀のグローバル・パワーハウスとなりました。

3M社では、膨大な量のデータを生成し、分析し活用しています。5年前にTeradataの3M グローバル・エンタープライズ・データウェアハウス(GEDW)を導入して以来、同社は集中データ・オペレーションが保証するビジネスの結果を出し、また期待以上の結果を出すために情報を活用してきました。

3M社GEDWの導入、実行、そして現在までの拡張を監督してきたのは同社ITデータウェアハウジング部のマネージャーであるMark Lahr氏です。同氏に"Teradata Magazine"誌に集中型データ・オペレーションと、1997年にGEDWプログラムが発足してから現在に至るまでの過程について語っていただきました。

Interview

GEDW導入前のデータと意志決定支援環境は?

情報を統合する以前は、多種多様の意志決定支援システムが社内各所に点在していました。社内各所の異なる環境における異なるマシンからの何千件もの月次抽出を行なっていました。一つの環境では我々の情報を統合できる演算能力が足りなかったからです。
それに加え、何十年もかけて行なってきた技術革新と進化、ビジネスの拡張、製品発売、レガシーシステム、そしてあらゆるバージョンのビジネス・モデルなどで苦労していました。


データを集中型にすることだけではなく、もっと規模の大きな目標を達成するための統合だったのですか?

その通りです。我々の情報統合はビジネス目標の一環として当初より計画されていました。また、エンタープライズ全体にとってのメリットを最大限にするために設計、導入、そして実行が行なわれました。我々は3Mが定義したビジネス・ルールに基づくと共に世界中で多岐に渡ったビジネスを手がけているという自負に基づいて活動しています。3M社は6市場に渡って40の事業部を展開しており、消費者向けとオフィス向け製品から医療用品、その他の専門用品や業界別製品を手がけています。医薬品、その他製剤、歯科矯正器具、強誘電性液晶、高温セラミック、大規模フォーマットの地図、紙やすりからテレコミュニケーション製品の製造と販売を行なっています。一つひとつのビジネスは異なるビジネスモデルに基づいて異なる活動をします。
結果、多種多様の環境下のシステムから何千件もの月次抽出に直面することになりました。ひとつのビジネス上の質問に対していくつもの応えが発生するようになったのです。つまり複数の真実が生み出され、各事業部はあたかも別個の会社であるかのように活動していました。


そのように多様な課題を抱えることになった状況におかれ、最初にするべきことをどのように決定されたのですか?

ここが明確なビジネスの目標を掲げることの重要なところです。実は、我々が持っていた情報をあらゆる角度からみてきたことで、唯一の真実を目標にしようというはっきりとしたビジョンを持つことが出来たのです。どのようなソリューションを用いてもそのビジネスの目標を達成することが重要でした。


それは哲学上の目標ではないのですね。今では皆が唯一の真実をうたっていますが、実際の線引きされたビジネスの目標なのですね。特定のターゲットはありますか?

特定のターゲットはあります。またそれは他の多数のビジネス目標と組み合わされています。それは、我々が追求する「唯一の真実」によって適切なROIをもたらす必要があるということです。3Mは2001年に5つのパフォーマンス・イニシアティブを立ち上げました。 日々の業務の一環としてこれらのイニシアティブは生産性と効率性を高め、顧客のソリューションと成長によりフォーカス出来るように支援しています。我々はROIをもたらさないプロジェクトは行いません。

全てのデータを中央のデータベースに移す方がずっと簡単なのです。
かなりのお金の節約にもなりますし、事実はひとつだけになっ 誰もが顧客を同じ方法で見ることができるようになります。

中央型にしたことで膨大なコスト削減の可能性が明らかになったそうですね。

はい。明らかになっただけではなく、実際に削減もしました。間接費管理が重要なイニシアティブです。製品や資本設備に直接影響が出ないように削減出来る経費を洗い出すことです。供給、運送、旅費、メンテナンスや修理、ユーティリティなどです。これらはレベルごとに再調査することが可能で、製品、サービス、社員、またお客様の質に影響が出ないように削減出来るコストを見つけ出すことが出来ます。

結果は?

非常に大きな結果をもたらしました。2001年だけで我々は世界規模で3億5千万ドルを削減しました。2002年に入ってからも間接費の大幅な節減を達成しています。

つまり導入の結果として企業全体に渡り数多くのメリットももたらしたということでしょうか。

その通りです。しかし、重要なことはこれらのメリットがどのように、そして何故発生したかを認識することです。我々のGEDWは「ウェアハウス」よりも高性能です。アクティブ・ウェアハウスであり、日々のビジネスに直接かかわっています。唯一の真実を得ることが出来ても、リアルタイムからかけ離れるほどそのビジネスの価値が失われます。同様に、実際にビジネスを行なう人物にとっても利用価値がなくなるのです。

ということは?

情報を一つの一貫した構造に統合することで、ウェアハウスは抽出要求に対して多様な見方、要件、そしてプレゼンテーションをくり返し、非常に柔軟な対応が可能になります。レベルの高い正規化とロード最適化によって入力速度が速くなり、アプリケーションのレイヤーは、利用する人の目的に最も適切なフォーマットで簡単にデータへアクセス出来るように設計されています。生産に関するジョブの多くにおいては、一つのステップでデータをロードしているのでステージングの必要がなく、複数の日次ロードを可能にし、元の場所からウェアハウス・テーブルへの移動時間が大幅に削減されます。つまり、システムにロードされたビジネス情報は、一貫した基盤レイヤーのデータへと変換され、ビジネスのスピードに合わせて利用可能になるのです。基本構造が一貫することで、アプリケーションの柔軟性を実現出来ます。データ構造に変更を施さずに新しいアプリケーションを導入することが出来ます。

データを利用可能な状態にするためのカギとなるビジネス・ドライバーは何ですか?

我々のユーザーが利用出来るものは、部門間情報、製品データ、グローバル・サプライ情報、デマンド・チェーン情報、SKU合理化、間接販売情報、グローバル価格比較など多数あります。3Mの社員とビジネス・パートナーはWebベースの出力を中心に活用しています。情報は利用可能なだけではありません。技術用語ではなくビジネスの言葉で出力されているのです。

これら全てがビジネスを促進しているということですか?

その通りです。 これは大規模な分析ツールであり、ビジネスに優位性をもたらし、競争の優位性を生み、優れたオペレーションと全社レベルでのコスト削減を実現しています。3M社は正確ではっきりとしたビジネス・ルールに基づいています。また、小売業と医薬品業の違いもよく理解しています。データを抽出、ドリルダウン、そしてフォーマットして、情報へと変換したり多様なマーケットの多様なニーズに応える形にしたことが、市場効果、市場の把握と顧客満足に大きく貢献した結果になりました。 現在では経営の状況が明確で一貫しています。全部門、ビジネス・オペレーティング・モデル、顧客、製品、そしてプロセスなど全てに渡って経営が拡張と精緻化を続けています。その階層構造とドリルダウン機能は非常に大きなビジネス・バリューをもたらしています。最上階層からスタートして問題の中核部分に到達するまで掘り下げることが可能です。これにより、無数の角度から一つの事柄を見ることが出来るようになり、経営陣は全体像を、部門リーダーは詳細情報を、そして各セールス担当者は特定顧客にフォーカスしたプレゼンテーションを入手することが可能になります。

全ての人に必要なものが全て行き渡るということですか?

必ずしもそういうわけではありません。最も重要なのは唯一の真実、なのです。 しかし、アプリケーションのレイヤーが分析担当者に財務ツールを、そしてセールス担当者にセールス情報を提供しているなどといった意味では殆どの人に必要なものが殆ど行き渡っていると言えるでしょう。キーポイントは、システムの各ユーザーが、顧客満足を高めるという会社全体の目標を達成するためにより良いビジネスを行うということです。

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