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Teradataプラットフォームのコア・テクノロジー

アクティブ・データウェアハウジングの実現をサポートする
新しいデュアルコア・プロセッサ・テクノロジー

by Jim Dietz

2007年初め、Teradataは次世代の超並列処理(Massively Parallel Processing:MPP)プラットフォームとして Teradata 5500サーバーをリリースしました。Teradataプラットフォームは、約30年前に当時最先端の製品として開発されて以来、Teradataデータベースをデータウェアハウジング向けに特化して使用することを目的に設計されています。

長年にわたり Teradataウェアハウスの開発・改良作業を続けていく中で、データウェアハウジング・アプリケーションが対象とする膨大な量のデータやクエリー・ワークロードをサポートするためにプラットフォーム・システムが備えるべきいくつかの特性も明らかになりました。次に挙げる 5つの要件は、現在もこの Teradataプラットフォームの主要な設計基準となっています。

スケーラビリティ(拡張性):
ビジネスニーズに合わせて、必要なキャパシティやパフォーマンスを効率的に追加、増強できる

可用性:
障害からの影響を回避、あるいは最小限に抑える

運用管理:
システムの運用管理に必要な人的労力を最小限に抑える

高性能テクノロジー:
業界最先端のテクノロジーを取り入れる

拡張時の投資の保護:
経済的かつ段階的なシステム拡張を可能にする

これらの要件は、現在ますます重要になってきています。アクティブ・エンタープライズ・インテリジェンス(Active Enterprise Intelligence)を実現するために、これまでのようなバックオフィスの分析担当者だけでなく、業務オペレーションを行っている現場の担当者の意思決定をもサポートできるようにエンタープライズ・データウェアハウス(Enterprise Data Warehouse:EDW)が拡張されているからです。

データ・テーブルの規模は非常に大きくなり、ユーザーはほぼリアルタイムでの意思決定を必要としています。また、このような意思決定のサイクルタイムは短縮化しており、プラットフォームの性能をスピードアップする必要性も大幅に高まっています。Teradata 5500サーバーが提供する新しいプラットフォーム・テクノロジーは、これらのアクティブ・データウェアハウス環境が必要とする要件を十分に満たしています。

コア・テクノロジー

Teradata 5500サーバー・プラットフォームは、1世代前の Teradata 5450サーバー・コンポーネントの多く(例えば、BYNET相互接続、キャビネット構成、システム管理インフラストラクチャなど)をベースとしており、すでに性能が証明された実績ある製品です。Teradata 5500サーバーは、旧モデルと同様に 1,024ノードまで拡張でき、最大 4ペタバイトのデータ領域をサポートできます。

Teradata 5500サーバーのテクノロジーについて説明する前に、用語について 2つ定義しておきましょう。1つは「コア」で、これは演算を行うハードウェア(実際にはプロセッサ)の構成要素であり、演算処理といった基本機能を提供します。もう 1つは「ノード」で、これは Teradataプラットフォーム・システム内の個々のサーバーを意味します。

Teradata 5500サーバー以前の世代で採用されていた Intel Xeonプロセッサは、コアを 1つしか搭載していませんでした。しかし、デュアルコアの Intel Xeonプロセッサの出現により、プロセッサはコアを 2つ搭載するようになりました。Teradata 5500サーバー・プラットフォームは、デュアルコア・プロセッサを搭載しています。Teradataサーバーは各サーバー・ノード内に 1つまたは 2つのプロセッサを装備できるため、新しい Teradata 5500サーバー・ノードは 2つまたは 4つのコアを格納できることになります(図1)。

図1.コア・テクノロジー

従来の 2倍の数のコアを備えた Teradata 5500サーバーは、旧世代のサーバーと比較してノード・パフォーマンスが大幅に向上しています。デュアルコアの Intel Xeonプロセッサにより、ノードの演算処理リソースが 2倍に増えただけでなく、Teradata 5500サーバー内の各プロセッサのキャッシュ・メモリーの容量も 2倍になりました。また、ノード内のプロセッサ周辺のメモリーと I/Oバスについてもスループット性能が 3〜4倍向上しています。

Intel Xeon の 64ビット拡張機能(Extended Memory 64 Technology:EM64T)で実現した 64 ビット・アドレッシングは、32ビット・テクノロジーの限界である 4GBメモリーを超えて拡張が可能なため、データウェアハウジングの処理能力がさらに高まります。メモリーを追加する(例えば、Teradata 5500サーバーでは 8GB を推奨)ことにより、各ノードがさらに多くの Teradataデータベース・ワークロードをサポートすることが可能になり、ノード・パフォーマンスが向上します。64ビット・アドレッシングのメリットは、Novell SUSE Linux や Microsoft Windows Server 64オペレーティング・システムで生かすことができます。Teradataデータベースは、これらいずれのオペレーティング・システムもサポートしています。

共存により、データウェアハウスへの投資を保護

Teradataシステムは、同一システムで複数世代のサーバーを利用(共存)しながら徐々にシステムの拡張が可能な独自の機能を備えています。Teradata では、世代混合システム構成で各世代のサーバーのパフォーマンスを生かすことができます。Teradata 5500Cサーバーを使用した場合、2000年にリリースしたTeradata 5250 サーバーを含め、6世代前までのノードと共存できます。この世代混合機能により、現在の Teradataサーバーへの投資が今後無駄になることはありません。共存により、Teradataシステムは世代混合システム構成で旧サーバーのパフォーマンスを生かすことができます。 -J.D.

1つのシステムに7世代が共存

Copyright (C) Teradata Magazine - Vol.14 2007

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