ホーム > ライブラリー> Teradata コラム> 技術革新とともに 「RDBMSの歴史」(4)
過去 25年間 Teradata はデータベースの最先端を行き、この急速に進化している分野の再定義および発展に絶えず努めている。
1979年カリフォルニア州マリナデルレイの片隅で Phil Neches、Jerry
Modes、Dave Hartke、Ira Moskatel、Jack
Shemer が始めたこの会社は、いろいろな方法でデータを保存し再利用できる最初の超並列データベースシステムを構築することを目指していた。
当時、並列処理テクノロジーを利用して意思決定支援アプリケーションのスピードアップを図るというのは画期的な考えだった。
1984年、Teradata は最初の専用のプラットフォームをべースとしたリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)
Teradata Database Computer (DBC/1012)製品を開発した。
(1012 という数字は思いつきで付けられたのではなく 1兆バイト(1012)、即ちテラバイトを意味してデータベースの製品名に採用された。)
このシステムは、最初 Wells Fargo と AT&T
に出荷された。
BI Research の Colin White CEO は、「Amdahl
での私の最初の仕事の 1つが DBC/1012 を評価することでした。Amdahl
は、このマシンを再販することを検討していたのです。数年に渡って専用のメインフレームシステムで検討した後、市販の
Intel マイクロプロセッサを利用して構築し、膨大な量のデータを取り扱える大型並列コンピュータについて
Teradata の共同創設者 Phil Neches氏にお話し、非常に興奮したことを覚えています。当時としては、大変珍しいことだったのです」と語る。
この初期段階の開発はすべてうまく行き、Fortune誌は Teradata
の DBC/1012 データベースコンピュータシステムを “1986年度最優秀製品”
に選んだ。
ビジネスおよびテクノロジーの更なる発展に伴い、1989年 Teradata
は NCR とパートナーシップ体制を確立し、次世代のデータベースコンピュータの構築を目指した。1991年
AT&T
が NCR を買収し、その年の後半にNCRは Teradata を買収した。
1993年には、Teradata は 3テラバイトのデータを運用または保存できる能力を備えたデータベースを初めて発売し納入した。
翌年 Gartner Group は、Teradata を “商用並列処理RDBMSのリーダー” に位置付けた。1995年、IDC
は Computerworld誌で Teradata を超並列処理 (MPP) で第一人者と称した。
この間に、オープンシステムのサポートが重要な問題となり、1996年 UNIX SVR4上で動くソフトウェアの
Teradata RDBMSバージョン2 が発売された。その年、世界最大のデータベースとして
11テラバイトのデータを格納した Teradataデータベースが構築された。また
Data Warehouse Institute は、Teradata にデータウェアハウジング・ベストプラクティス賞を与えた。
更に、1996年 NCR は Teradata と共に独立企業として株式を再上場し、1997年、Teradataユーザーの
Wal-Mart は、当時として世界最大の実稼動データベース(24TB) を構築した。
Teradata は、Data Warehouse Institute のベストプラクティス賞と DBMSリーダーの最優秀賞を受賞した。1998年、Teradata
は他社に先駆けてデータベース内でのデータマイニングを開発した。
1999年には、別のTeradataユーザーが176ノード、130TBデータの実稼動データベースを構築した。
2002年 Teradata は、データウェアハウス用のハードウェアとソフトウェアをまとめた高度な製品のTeradata
Warehouse 7.0 を発売し、データウェアハウジングの歴史に新しい 1ページを開いた。データウェアハウジング・ベンダーとして初めて、意思決定支援を企業の経営幹部だけでなく社内のすべての業務部門にまで広げたのである。
この年、Teradata University Network
が開始され、今では 27ヵ国の約170 の大学が学界でのデータウェアハウジングの普及に参加している。また
Teradata は、ビジネスソフトウェア・ソリューションで世界のトップベンダーである SAP
と協力して、通信業界、金融サービス、医薬品、航空宇宙等膨大なデータの処理を必要とする業界に分析ソリューションを提供している。
また Siebel Systems, Inc. とのパートナーシップ体制により、特定の
Teradata 機能を活用できるビジネスインテリジェンス・プラットフォームを提供できるようになり、お客様
はTeradataウェアハウスが提供する完全な機能およびパフォーマンスを活用することができる。
Colin White 氏 :
Colin White氏は BI Research を創業した社長。ビジネスインテリジェンスおよびエンタープライズビジネス統合について造詣が深いことで知られている。主要なイベントでコンサルタントとして講演。
Copyright (C) Teradata Magazine - September 2004