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楽天トラベル株式会社

ビジネスの成長と多様化するユーザーニーズに応える
データウェハウス基盤をTeradataで構築

  • 社内におけるデータ活用方法の多様化を実現
  • 経営判断のスピードアップを実現
  • 運用コストの削減
  • 登録施設向けに Teradataデータウェアハウスから分析結果を提供することで、B to B戦略の強力な武器として活躍

会社概要

楽天トラベル株式会社は、国内最大のインターネット総合旅行サービス企業です。2006年10月現在、登録宿泊施設数は国内 2万軒、海外 1万5千軒、宿泊予約数は月間 195万件に上ります。
同社は、海外航空券と宿泊施設を自由に組み合わせた予約が可能な「楽パック」や、全日空の国内航空券と宿泊施設がセットになったパッケージ商品「ANA 楽パック」など、消費者にとって便利なサービスを日々開発し、提供しています。

課題

企業の合併によりビジネスが急成長する同社では、登録施設とサービス利用者が大幅に増加し、システムのトランザクションが増大していました。しかしながら、当時のシステムでは照会レスポンスが遅いことや、日次更新バッチ処理が期間内に終わらないといった問題が発生しており、業務開始時間に必要なレポートを作成することが困難な状況でした。
さらに、パフォーマンスの問題から明細データを利用した複雑な分析が行えず、迅速な意思決定のボトルネックとなっていました。インターネット企業にとって必要とされる Webアクセスログデータの蓄積・解析に着手できないということも課題となってお り、登録施設に対するサービス強化に向けた新しい施策への対応が困難でした。
当初、同社では既存のシステムを変えず低コストで運用したいと考えていました。しかし、使いやすく負荷の軽いシステムとして社内ユーザーが簡単に情報を分析・活用できなければ、利益を上げる仕組みを作ることはできないといった結論に達しました。
そこで同社は、サービスの利用者と社内ユーザーを最優先に考え、利便性を重視したシステムの改善に取り組みました。

ソリューション

同社は数秒以内の検索パフォーマンスを実現し、スケーラブルでかつ 24時間、365日の安定運用に耐えられるシステム基盤の構築を目指し、既存の IBM/Oracle システムから Teradataデータベースへのリプレイスを行いました。
その結果、システムのパフォーマンスが向上し、社内ユーザーの利便性を高めるだけでなく、販売機会の損失や予約率、ページビューなどを組み合わせた分析が可能なデータウェアハウスの基盤が確立しました。Teradata は、キャンペーン計画の立案や、これまでパフォーマンスの問題によりできなかった角度からの分析、経営管理のための資料を迅速に作成するなど、業務のあらゆる分野で活躍しています。
また、Teradata のスケーラビリティを最大限に活かした段階的なシステム構築により、データウェアハウスの活用領域拡大にあわせたシステム拡張を実施し、高い ROI を実現しました。
登録施設向けには、Teradataデータウェアハウスから分析結果を提供することで、 B to B戦略の強力な武器としても活躍しています。

導入効果

同社は、予約、実績明細、会員・宿泊施設マスタ、Webアクセスログデータを Teradata に格納することで、社内でのデータ活用方法の多様化を実現することができました。 経営トップへの柔軟な対応も可能になり、経営判断のスピードアップにもつながりました。そして、新たな分析やキャンペーンを実施することで、登録施設に対するサービスも向上しました。
また、新鮮な Webアクセスログデータを蓄積することにより、施設別のページ訪問者数や、利用者の行動(クリックストリーム)などを分析、把握できるようになりました。これは、販売機会損失や売上予測を示す貴重なデータとして活用されています。
検索パフォーマンスは飛躍的に向上し、日次バッチ処理の遅延による業務への影響はなくなりました。次々とリリースされる新サービス開始に伴い発生する、事前サービス検証への対応も容易になりました。
さらに、システムの余力を活かし、ユーザーの多様化するニーズに応えるため分析軸を増やし、国際系サービスなどの分析に対応できるようになりました。
データウェアハウス活用の第2ステップとしては、 B to B戦略強化を目的として、宿泊施設向けにデータウェアハウスの分析結果を提供しました。コンサルティングサービスの一環として、同社と各登録施設との Win-Win の関係を構築するとともに、同社のコンサルティング営業担当者の強力な武器として活用されています。
Teradataデータウェアハウスは、企業の命題でもある運用コスト削減にも貢献しています。Teradata のスケーラビリティによる段階的なシステム拡張とシステム資産の保護は、ROI(投資対効果)の高いシステムを実現しています。
今後は、楽天グループ会員に対するマーケティング推進を目的とし、グループ全体のシナジーを追求するための情報システム基盤として更にデータウェアハウスを活用していく予定です。

Teradata を採用した理由

同社が Teradata 採用に至った最大の決め手は、その圧倒的なパフォーマンスでした。 同社は、システム選定の段階でベンチマーク・テストを実施しました。サンプルデータを Teradata のデモ環境に構築し、当時の Oracleシステムで実際に使われていた検索業務の SQL で処理時間を比較しました。
結果は約 50倍以上のパフォーマンス向上が見込まれ、また当時のシステムでは不可能だった複雑な SQL を、その場のリクエストで実行し、結果を迅速・正確に導き出しました。パフォーマンスに加えて、急成長を続ける同社のデータ増加と新サービスリリースに対応するには、システム運用・管理が容易なこと、さらに柔軟な拡張性も重要となります。運用・管理については、それまでユーザー部門の要望をシステム部門の担当者が集めて結果を返す方法で対応していました。企業の成長に合わせてユーザーの要望も複雑さを増し、システム部門の負担も増加傾向にありましたが、Teradata 導入後は、ユーザーが自由にデータを参照でき、システム部門は 1名の DBA(他システムとの兼任)での運用が可能となりました。
柔軟な拡張性については、Teradata のスケーラビリティ(ハードウェア異世代間共存環境での唯一リニアな拡張性を提供可能)が評価されました。同社のシステム拡張サイクルは企業の成長スピードに比例しており、短期間で柔軟・容易な拡張が図れることと、拡張に伴ったパフォーマンスのボトルネックが発生しないことが絶対条件でした。また、Teradata の豊富な導入実績も、採用する上での大きな理由となりました。


システム部門の使命は、経営方針やユーザーとの距離(GAP)をなくすシステムを提供することです。Teradata は DWH に必要だった全ての要件を満たしており、距離(GAP)を埋めることに成功しました。今後もますます増加していく新サービスとユーザー部門の要望に、迅速・柔軟に対応できることを期待しています。

楽天トラベル株式会社
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