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社員が独特の赤色シャツを着用していることと、低価格で知られる同社は、70 店舗を有する、従業員数 5000名、年間売上高 7億5000万ドルにのぼるニュージーランド最大手のディスカウント・チェーンです。無用の装飾をしないという同社の方針は、打ち放しのコンクリート床や簡素な商品陳列棚に見ることができますが、それは最低価格で顧客に提供するためのコスト・ダウン維持に役立っています。
同社は、他のディスカウント・チェーンと激しく競合する状況の中で、ニュージーランドの小売業界でトップの座を維持するために戦っています。この目標を達成するために、同社は顧客についての理解を深め、そして業務効率を改善することに努力しています。「適切な商品を在庫し、また顧客に再度来店してもらえるような対象を絞り込んだプログラムを開発するには、顧客についての理解を深める必要があります。また、ニュージーランド最大手ディスカウント・チェーンであり続けるためにも、運営効率を高めて、コスト・ダウンにつなげなければなりません。」と情報システム担当ジェネラル・マネジャーの Neville Brown 氏は語っています。同社は、さまざまな情報システムを運用していたために、競争優位性を得るための詳細なトランザクション・データを収集し、分析することが困難でした。そこで、セントラル・データウェアハウスを構築することで、これらの情報システムに蓄積された情報を利用する必要があると判断しました。
同社は、データウェアハウスの構築と運用における実績を評価し、Teradata ウェアハウス・ソリューションを採用することに決定し、RightSTART プログラムを利用することにしました。RightSTART プログラムを利用して、部門ウェアハウスからスタートすることによって、安全確実にデータウェアハウスを構築するための技術と知識を習得することができますし、ニーズの増加に応じてシステムを拡張することができます。
Teradata ウェアハウス・ソリューションには、Teradata データベース、Teradataサーバー、168ギガバイトの RAID 記憶装置が含まれます。Teradataサーバーは、ユーザー数やデータ量の増大に合わせて段階的に拡張できますので、エントリー・レベルからミッドレンジのデータウェアハウスに最適です。高パフォーマンス、優れた価格性能比、そして業界 No.1 のスケーラビリティを提供します。データウェアハウスのアクセスには、Information Advantage Decision Suite と Web OLAP が使用されており、それらは別の Teradataサーバー上で稼働します。
Teradata のデータウェアハウス・コンサルタントは、プロジェクト管理、アーキテクチャーおよびデータベースの設計、業務や顧客情報に関するコンサルティングなどのサービスを提供します。また、インストレーションやシステム統合サービスおよびハードウェアの保守も行っています。
マーチャンダイジング部門の 50名のユーザーは、100ギガバイトのシステム上で標準的なレポート作成や複雑な非定型クエリーを行っています。同社は、店舗や取引先もアクセスできるようにデータウェアハウスを拡張しようと考えています。これらのユーザーの多くは、イントラネット/インターネットを経由してデータにアクセスしますが、自由に、必要なデータを見ることができます。現在、データウェアハウスには、毎晩、POS、在庫、倉庫管理、財務の各システムから、情報が収集されています。
同社は、試用期間の最初の 2週間で、買物客の 30% は 1品目しか購入しないといったような興味深い事実を多数発見しました。そうした販売情報でさえ、さまざまな情報システムを利用していたために、以前は入手することができませんでした。同社は、データウェアハウスとは競争優位性をもたらすツールであり、顧客の理解や顧客のためのマーケティング・プログラムの開発、顧客サービスを高める販売時点の情報の社員への提供を可能にしてくれると考えています。
「事業で成功するためには、事業への取り組み方、社内で起きていること、そして顧客について理解しなければなりません。Teradata のデータウェアハウスを利用することで、以前にまして、事業や顧客について理解できるようになりました。」と Brown 氏は語っています。
同社は、データウェアハウスが進展し、ユーザーが一層詳細な分析を行うようになるにつれて、個々の顧客に関する購入性向の分析を行い、顧客ロイヤルティ・プログラムを改善することができるようになりました。初期のマーケット・バスケット分析で、興味深い傾向が明らかになりました。例えば、クレジット・カード事業では、カード所有者の上位 5% が高額商品を買う傾向が強いことが分かっています。「データウェアハウスの素晴らしさは、詳細なマーケット・バスケット情報を利用できることにあります。また、これらの情報を利用したり、分析できることで、以前には不可能でしたが、競争上優位に立つことができます。」(Brown 氏)
目に見えるシステム効果という点では、在庫管理に大きなメリットがあると期待しています。データウェアハウスを活用することで、在庫管理コストの削減と同時に、個々の商品の最新情報を検索することで、在庫切れをなくそうとしています。

「実績と製品という二つの基準で判断して、Teradata を採用しました。Teradata には、小売業界におけるリーダーとしての実績と、スケーラブル・データウェアハウス・メソドロジーという体系化されたアプローチによる小売業向けデータウェアハウス構築の経験があり、必ず成功すると確信させてくれました。また、Teradataサーバーと Teradataリレーショナル・データベースのもつ優れたスケーラビリティも Teradata を採用した理由です。「データウェアハウスは拡大し続けると予測しています。Teradata のハードウェアとソフトウェアならば、優れたスケーラビリティにより、データウェアハウスが拡大したり事業規模が拡大したときに、同一プラットフォーム上で対応することができます。」(Brown 氏)
Teradata のデータウェアハウス・システムを導入して 1年が経過しましたが、小売業を取り巻く厳しい状況にも関わらず、The Warehouse 社は、1998年7月31日の年度末会計で、記録的な収益を計上し、飛躍的な成長を遂げました。同社は、自社の成長に合わせて、データ記憶容量を 325ギガバイトまで拡張する計画です。「1年前の当社の選定基準において、柔軟性は極めて重要であり、Teradata のシステムはその柔軟性を備えていました。」と Brown 氏は語っています。
大規模なデータウェアハウスでは、スピードがたいへん重要ですが、同社のシステムは 8秒間に 320万行の検索が行えます。現在、同社では 750日分のデータを蓄積できますが、三期分の分析が可能な 27カ月分の日次売上および在庫データを蓄積できるようにするのが目標です。
「この 1年間、在庫レポートの標準化を進めたことで、予測能力が大幅に向上しました。」 在庫管理は、企業にとり大きな関心事です。当社では、店舗に在庫されている期間が 1週間なのか、4週間なのか、6週間なのか、あるいは 52週間なのかがわかります。商品別、分類別あるいは店舗別に分析することができ、適切な戦略を策定することができます。」(Brown 氏)
例えば、ある商品が動かないときに、その商品を値下げすることにした場合、その値下げが戦略的に有効かどうかを調べます。同社は、棚に並んでいる商品の在庫数量を大幅に削減し、在庫コストを 7%、金額では 910万ドルを削減しています。また、物流システムの見直しも行われました。
「データウェアハウス・システムを導入する以前は、サイズを基準に商品を在庫していましたが、現在は販売比率を基準に在庫を補充するので、在庫切れを起こしたり、過剰に在庫をもつこともなくなりました。顧客が購入するのではと考えた商品ではなく、顧客が必要とする商品を提供するようにしたのです。」
同社は、収集した情報を利用することで、買物客の行動について理解を深めています。例えば、新規開店の店舗では、通常より高い比率で主要な商品が売れていることがわかりました。「顧客は、特売品だけでなく、その商品に関連する商品も購入するため、それに合わせた品揃えが欠かせません。」
また、試験的に、取引先のデータウェアハウス利用が行われており、データを見ることで、自社の取扱商品の動きを追跡することができますと Brown 氏は語っています。
「このことは取引先の販売予測に役立っており、需要に応じて、適切な商品を適切なタイミングで供給できるようになります。」
今後は、顧客指向のサプライ・チェーンの開発を継続し、また顧客ロイヤルティ・プログラムを改善する手段を探りたいと Brown 氏は述べています。
このプログラムで重要なのは、顧客情報の収集、理解および戦略的活用です。「当社には、顧客により良いサービスを提供するために欠かせない情報を取得し、理解するためのシステムがあります。」( Brown 氏)